伊勢ひとり旅(初めてのお伊勢参り)

生まれて初めて神様に感謝の気持ちを伝える為に、お伊勢まいりに出かけました。日本の総氏神を訪ねる… 伊勢ひとり旅です。

年明けの転職も考えていたので、その気合い作りというか、背中を押してもらいたい。という気持ちもマンマンでした。

行きは… 財政的にもろもろ厳しかったので、15年ぶりに夜行バスに挑戦。
年をとったこともあり、乗る直前までかなり緊張しましたが、やっぱりキツかったです(-_-;)

写真は東京駅バス乗り場の「鍛冶橋駐車場」。
読み方も分からないし、どこだよ… と思ってましたが、 後ろに東京国際フォーラムが見えてますので、その辺を目標に向かうと分かるでしょう。

伊勢ひとり旅

乗ったのは「アーミー号」というバスで、ダブルシートというサービスがあったのでこちらに決めました(^_-) ※年寄りにはかなり嬉しいサービスかと思います。

23:15 定刻通りに東京駅を出発。
途中、海老名・掛川と2回の休憩を挟み、名古屋の「笹島ライブ前」に着いたのは5:30。
こちらも全く知らない場所でしたが、他の方に着いて歩いたら(5分ほどで)名古屋駅に着きました。

伊勢ひとり旅

名古屋からは近鉄線で。
近鉄名古屋 06:10発 「近鉄名古屋線急行・鳥羽行」 伊勢市 07:49着。※16駅/1時間39分/1,450円。平日朝ということもあり、途中からものすごい通勤・通学ラッシュになりました。

伊勢ひとり旅

伊勢市駅に着いて、まずは電動自転車を借していただけることになっていたお店へ直行。
お店の前で20分ほど待ちましたが、何度電話しても繋がらなかったので一旦駅に戻りホテルに荷物を預けてまた来ることに。

伊勢市 マンホール

駅から店まで約20分の道のりを3回歩いた為、ここで既に足がパンパン(想定外)。
自転車をお借り出来たのは9時ちょい。なので、1時間ロスしての「お伊勢参り」スタートとなりました。

今回、出発直前まで悩みに悩み… 出来れば伊勢神宮に行く前に立ち寄った方がいいと言われている「二見興玉神社」に(先に)行くのを断念。外宮から回り始めることにしました。

伊勢神宮 外宮(豊受大神宮)は、一人で1時間ちょっとで回れました。
正宮が見えて来た時の感動と気持ちの逸り具合は、これまでの参拝とは全く違うものでした。

伊勢神宮外宮(豊受大神宮)

外宮で気付いたのは、車いすの方が多くいらしたこと。
外宮入口にある見張所で電動車椅子がレンタル出来るそうなんです(無料)。素晴らしい!

伊勢神宮外宮(豊受大神宮)

外宮を出て次に向かったのは猿田彦神社
電チャリで25分ほどかかりました。調べて覚悟はしていましたが、予想以上に長い道のりでした。普通の自転車の方は、けっこう長めの坂がありますのでもっと根性が必要です!

今回のお伊勢参りに出る前日に、現職場(派遣先)での契約延長をしないことを伝え、了承していただきました。なので自分にとっては「次の道」を間違わずに進む為のお願いをする目的もあり、ここには絶対来る必要がありました。

猿田彦神社

…ということで、今回の旅、第一の目的は、神宮で神々に感謝の気持ちを伝えること。そして第二の目的が、猿田彦さんに正しい道に導いていただくこと。自分の決断が正しかったと信じて進む力を頂くこと。でした。

ここ数年、お守り等を買うのを控えていましたが、猿田彦神社の十二支御守(自分の干支の申)がかわいかったので、珍しく購入。

猿田彦神社

猿田彦神社を出た後は、いよいよ今回の第一目的でもあり、伊勢を訪ねるきっかけを与えてくれた「天照大御神様」のいる内宮へ!※チャリで5分ほどの距離でしたが、道が狭く、けっこうデコボコで、大型バスもたくさん通るので、ちょっと危険を感じました(国道23号)。

で、こちらが 伊勢神宮 内宮(皇大神宮)です。
とにかく今回は「天照大御神様」に会い、ここまで生きてこれた感謝を伝えるのが一番の目的でした。なので、ここの前(階段の下)に立った時の感動というか、到達感というか… はハンパなかったですヾ(≧へ≦)〃。お尻がしびれ、口は開きっぱなしでした。

伊勢神宮 内宮(皇大神宮)

だから、この階段でピースしながら写真を撮ってる若者を見て、憤りを感じました。
しかもペコちゃん(てへぺろ)ピースです。悲しすぎます...(-_-;)

正宮で「天照大御神様」に感謝の気持ちを長々と伝えた後も、全ての別宮で感謝だけを伝えて回りました。もぉ... ここに来れたことでもう胸がいっぱいで、お願い事などする余裕がありません!!!
写真は風日祈宮(かざひのみのみや)さんに向かう橋。

伊勢神宮 内宮(皇大神宮)

個人的には、この風日祈宮さんが、ゆっくり見れて一番心が穏やかになれた場所かな… と思います。いい時間でした。

内宮を出た後は当然おかげ横町へ!
と、おはらい通りに入りましたが、足が痛くて痛くて… 結局おかげ横町に着く前にUターン。
この時点で既に予定より2時間押しだったので、急いで次へ向かいました。

おはらい通り

内宮を後にし、次に向かったのは 月讀宮
私は(困ったもんで)気とかパワーとか熱とか、全く感じない人なのですが… ここは小さいながらも森の中にあるので、東京では絶対感じられない空気というか、特別な体感が出来る場所… ということだけは分かりました。

月讀宮

※内宮から電チャリで10分かからないくらいの距離でした。

月讀宮の次は 倭姫宮へ。
月讀宮と同じく森の中にあった為、とても新鮮な空気を吸い、リフレッシュどころじゃなく、デトックスも出来たんじゃないか?と思えるくらいでした。

倭姫宮

※月讀宮から電チャリで15分ちょっと。上り坂が何カ所かありました。

伊勢神宮巡り、最後は 月夜見宮。 なので外宮方面へ戻ります。
こちらは回った中で一番小さい境内でした。そして、これまでとは違い、森の中ではなく市街地にあった為、少し空気が違うというか、特別感がないというか… 私にはそんな感想しかありませんでした(-_-;)

月夜見宮

月夜見尊さまをお祀りする別宮(つきよみのみや)が内宮と外宮に2カ所ある理由が、ちょっと分かりません。検索してもよく分かりませんでした。2カ所あることに不満があるわけではなく、素朴な疑問です。そしてその疑問が晴れずもさもさ…という感じ。2カ所あることで特別感が薄れてる気がしてならないんですよね...
※倭姫宮から市街地に入り、電チャリで20分くらいだったかと思います。






一度ホテルに戻り、有料の薬草風呂(540円)に入り、ここ数年で一番ってくらいの足腰疲労をほぐしました。15時ちょいだったのでお風呂は独り占めでした(^∇^)

この日宿泊したのは「伊勢パールピアホテル
建物・設備はそれなりに古く、私の嫌いなトイレ(腰を下ろした途端水が流れ、ガン!って音がする、無駄な動きが多いやつ)で、蛇口もすさまじい音(キュキュ!って音)がする赤と青の2口バージョンでした。東横インにも多いですが、あれはなんとかしてほしい。うるさくて寝れないんです!!(TーT)





部屋で少し休み、18時に地元伊勢市に住む知人と会い、わがままを言って、この日回れなかった「二見興玉神社」へ連れていってもらいましたが、18時半を過ぎると途端に真っ暗になり、写真も撮れない状況で… 申し訳ないことをしました(-_-;)

二見興玉神社

この日二見興玉神社には自力で行けませんでしたが、一日で「外宮ー猿田彦ー内宮ー月讀宮ー倭姫宮ー月夜見宮」を回ったことを地元の人に褒めてもらえて、正直嬉しかったです(^-^)

知人とお茶して、ホテルに戻り布団に入ったのが22時。
これまで生きて来た中で一番歩き疲れた日… ってこともあり、ストンッと眠ることが出来、心配でたまらなかった上の部屋のトイレ&蛇口音も気にならずに済んだのはとても有り難かったです。※一度聞こえると本当に眠れなくなるので… この日は疲れさせてくれた(延々と続く砂利道を歩く試練を与えてくれた)神様に感謝です!!!!*(≧v≦)*

二見興玉神社は、翌朝自力でリベンジすることとなりました。
※地元民(知人)に反対されましたが… 根性で自転車(電動)で行くことに(^_^;

…ということで、これまで全く「信心深い人間ではなかった」自分ですが、年のせいか、疲れてるせいもあるのか…(^_^;  今回初めて日本の総氏神へのお参りが出来て、なんだか素直に嬉しかったですし、感動しました。
きっかけや感動したこと等… は、後日また書きたいと思っています。
伊勢の神様にみちびかれ…(後日書きました)

疲労はハンパなかったですが、満足感はすごいです。
ありがとうございました!

[MEMO]

この日の為に5円玉を貯め、出発の日27枚の5円玉を掴んで家を出ました。で、この日で全てなくなってしまいました。それだけ… お賽銭箱が多いということです(参考までに…)
▼ただ、外宮・内宮の正宮共に賽銭箱があったのでお賽銭を入れましたが、やはり必要がなかったようです。あまりにもお賽銭を投げる人が多い為設置されたとか…

写真は全て2015年10月23日に撮ったものです。